九博トピック展示「斉明天皇と飛鳥」
シンポジウムには行きそびれたわけですが、九博でトピック展示をひきつづきやっていましたので、見てきました。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre81.html
文化交流展示室という常設展の一部を少し変えて展示してありました。
飛鳥の亀型石造物の模型なんかもあったり。飛鳥に見に行きましたが、遠目に見ただけだったので、実物大の石造物の大きさにビックリ。飛鳥に「狂心の渠」なんていわれつつこんな石造物をつくり、大戦のために九州まで遠征し、斉明天皇とは一体どんな人だったのか、とても気になります。
乙巳の変で驚きのあまり天皇位を投げ出したと言われてますが、そんな胆の小さい人じゃないよね?
そしてそれより気になったのが、朝倉宮発掘に関するコーナー。
先日の九歴講座でもちらりと話があっていましたが、朝倉橘広庭宮跡地の候補地として、朝倉市の志波地区だけでなく、大宰府政庁跡(第1期)にあったのではないかという説が最近出されたらしいのですが、そのことを大きく取り上げていました。九州国立博物館として、朝倉宮跡地としての有力候補地として、志波地区と大宰府政庁跡の2か所を紹介していることにかなりビックリしてしまいました。
というかむしろ、朝倉宮の大宰府政庁跡説が今までほとんど取り上げられていなかったほうが私としては不思議なくらいで。これからの研究成果が楽しみですね~♪