満を持して登場!近江神宮(違)
見てきました!「ちはやふる 下の句」
上の句公開後すぐだったんですね。こういう興行の仕方は最近の流行りかな?半年後くらいにやるのかと思っていたらすぐだったので、慌てて行ってきました。
今度こそ!近江神宮!!
全国大会に出場することになった瑞沢高校かるた部。やって来ましたよ、近江神宮!吹奏楽部の威風堂々の調べにのってババーンと登場。美しい…。思わずホロリと涙が。(なんでだ)うん、だってしばらく近江神宮には行ってないんですよ。山科の御陵はなんとしてでも行かなきゃと思って関西に行くたびに寄るようにしてるんですが、近江神宮はアクセス上の都合でなかなか行きづらく。しばらく行ってなかったんです。やっぱいいなぁ~。
ていうか、あんなに人の集まっている近江神宮、始めて見た。年始のかるたの名人戦クイーン戦のニュースがあるときにちらりと映像で見るくらいなので、近江神宮に人が集まってる姿って想像できなかったんだけど、やっぱり本当にかるたの聖地になってるんですね。ありがとう、藤原定家(?)
でも出来ればなぜ近江神宮なのかとか、ご祭神のこととか(!)説明があったほうがいいんじゃない?と思ったんですが。映画の観客はてっきり原作ファンなんだろうな~と思っていたんですが、見たところ広瀬すずちゃんファン?なのか中高校生くらいの男子が多かった。原作を読めばわかるだろうけど、映画が初見の人にはわかならいところが結構あるんじゃないかな~と。
話の本筋じゃない?…うん、そうなんですけどね。単なる私の希望です。
映画「ちはやふる」
上の句が太一をメインにしたストーリーになっていたので、たぶん新を中心に話が進むんだろうなと思っていましたが、そうでもないというか、そのせいで話がバラけてしまった印象。
それぞれが悩み、成長していく青春ストーリーなので仕方のかもしれないんですが、登場人物のキャラがブレブレなんですね。特にちはやが。
太一のかるたが一番楽しかった時って瑞沢かるた部が全国大会決定した時じゃないのかなって思うんですけど。映画では子供の時の描写がほとんどないし、特に太一にとっては眼鏡事件で嫌な思いがあるはずなので、子供の頃の”チームちはやふる”を持ってくるのはちょっと無理矢理感があるかな。
原作は長い期間をかけて連載しているものを映画の尺で表現するのは難しいですね。しかもまだ連載中。ちはやふるの登場人物たちは皆キャラが立っているので映画の尺じゃもったいないんですよね。映画そのものもかなりのクオリティなので特に。
そして何より詩暢ちゃん!ハマリ役ですね、この女優さん。私はこの松岡茉優さんは初見で、ちょっと美少女すぎるのでは?と思ったんですが、確かに原作のイメージとは違うものの、若宮詩暢というキャラクターを圧倒的な”静”の雰囲気で演じきっている。下の句は全部詩暢ちゃんに持って行かれた感すらある。先が楽しみな女優さんです。
総括
この映画は将来有望な若手俳優の発掘現場のような気がしました。青春っていいなぁとしみじみ…(年寄りの感想です)。
おおつ光ルくんもチョイ役で登場するし。見ていて楽しかったです。
どうやら、続編が決まったとのこと。楽しみです。むしろ詩暢ちゃんのスピンアウトでもいいですね。