クレセントオフ会(湖北)1日目
クレセントの湖北オフは醒ヶ井駅集合。
中山道の醒井宿をのんびりお散歩から始まりました。
桜の満開に間に合えばいいなと思っていたのですが、さすがに4月中旬ですと
花は過ぎていました。
また、醒井宿は梅花藻が有名なのですが、花が咲く季節にはまだ早いため藻だけしかないのですが、流れる川の水がキラキラと輝いてとてもきれいでした。
ひとしきり散策のあと、メンバーのおひとり、くぼやんさんの運転する車に乗り込み
まずは息長陵へ。米原市にあります。
息長広姫皇后の御陵です。広姫は息長真手王の娘で敏達天皇に嫁ぎ、押坂彦人大兄皇子を生んでいます。
押坂彦人大兄皇子と敏達皇女の糠手姫との間に生まれた田村皇子が即位して舒明天皇となっています。つまり、中大兄皇子のひいお祖母様にあたる方ですね。
敏達天皇皇后ですが、早くに亡くなったため、その後、炊屋姫が立后して皇后となり、その後推古天皇として即位します。……なんか怪しくない?当時の都は飛鳥なのに、湖北地方にぽつんとお墓があったりするし。
それはさておき、湖北オフは範囲も広く移動距離も長いため、さくさく次へ向かいます。
次に向かったのは向源寺。
とても美しい国宝の十一面観世音菩薩がいらっしゃいます。
十一面観音のところで結構時間をとっていまったので
予定を変更して、次は長浜市木之本にある安念寺へ。
このお寺はクレセントのオフ会ならではというか、とてもマニアックといいますか。
聖武天皇の御世、詳厳法師が開かれた草庵なのですが、詳厳法師とは右大臣藤原不比等の庶子だそうで……誰?
不比等マニアなクレセントメンバー色めき立つ!(笑)
藤原氏の末裔の十戸の村民の方々でお守りしているとのこと。
もともと17体の仏像だったですが、盗難にあい、現在十体ほどの仏様が安置されています。
江戸時代くらいの話かと思いきや、平成にはいってからのことだということで少しびっくり。
仏様の損傷も激しいのですけれど、しっかり拝ませていただきました。
そのあとは、一度は行ってみたかった古代の三関のひとつ愛発関へ。
近江国と越前国の国境にあった関所。古代において越前国は非常に重要な立場であったと思われますのでとても重要な場所になります。
…とは言っても愛発関についてはまだ全然どこにあったのかもわかっていない様子。
行って来たのは、推定地として有力となっている疋田。(後から知ったのですが敦賀よりの山中区にも同じような看板が立っているとのこと)
航空写真で見てみると、山間にあって押さえておくには重要なポイントであることが伺えます。
何か発掘されるといいんですけどね。
オフ会初日はここで終了。宿泊地の小浜市へ移動しました。
もう十分マニアックですがまだまだ続く。